システナ(2317)
DX・AI・クルマのソフト化で稼ぐIT会社、4期連続増配
- 執筆時の株価
- 463円
- 100株の金額
- 4.63万円
- 配当利回り
- 3.0%
- PER
- 14.6倍
- 自己資本比率
- 64.9%
2026年11月5日の終値
執筆時の株価で計算
執筆時の株価で計算
足切りチェック:すべて通過
- 直近3期とも経常利益が黒字当期 161.4億円
- 直近2期とも営業黒字当期 153.7億円
- 最新期が最終黒字純利益 113.1億円
- 自己資本比率30%以上64.9%
- 銀行・保険・証券ではない業種:情報・通信業
赤字や借金の多い会社を外す条件です。詳しくは選び方へ。
執筆日:2026年11月7日/執筆時の株価:463円(2026年11月5日の終値。100株で4.63万円) 数字は2026年3月期の有価証券報告書上場企業が毎年、金融庁に提出する決算と事業の報告書。EDINET で誰でも読める。より。株価・数値は執筆時点のもので、あとから更新しません。
どんな会社?
自動車メーカー向けのソフト開発、金融や官公庁の基幹システム開発、システムの運用・保守やヘルプデスクの代行まで、ITまわりを幅広く引き受ける会社。パソコンやサーバーの法人向け販売や、「Cloudstep」などの自社クラウドサービスもやってる。いわば「企業のIT部門の外付け」みたいな存在だね。
判定に使った指標
| 指標 | 数値 | 出典の決算期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 944.0億円(4期前は652.7億円) | 2026年3月期 |
| 経常利益 | 161.5億円(4期前は85.8億円) | 2026年3月期 |
| 営業利益 | 153.7億円(営業利益率16.3%) | 2026年3月期 |
| 自己資本比率 | 64.9%(前期は62.7%) | 2026年3月期 |
| 1株配当 | 14円(4期連続増配) | 2026年3月期 |
| 自社株買い | 前期99.0億円、当期はなし | 2026年3月期 |
| 配当利回り(参考) | 3.0% | 執筆時の株価で計算 |
| PER(参考) | 14.6倍 | 執筆時の株価で計算 |
5年の推移
2022年3月期と比べて、売上高は1.45倍、経常利益は1.88倍。
数値を表で見る
| 2022年3月期 | 652.7億円 |
| 2023年3月期 | 745.3億円 |
| 2024年3月期 | 769.4億円 |
| 2025年3月期 | 836.2億円 |
| 2026年3月期 | 944.0億円 |
数値を表で見る
| 2022年3月期 | 85.8億円 |
| 2023年3月期 | 99.5億円 |
| 2024年3月期 | 99.4億円 |
| 2025年3月期 | 118.5億円 |
| 2026年3月期 | 161.4億円 |
出典:EDINET(有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」)
評価した点
- 需要の将来性:DX・AI・クルマのソフト化の3本に乗ってる
- 成長率:利益の伸びが特に強い
- 連続増配:4期連続
- 自社株買い:前期に大型の実施
懸念点
- 人が足りないと伸びが止まる
- 当期は自社株買いがなかった
- 伸びが鈍った年もある
- 情報漏洩は致命傷になりうる
優秀と判断した理由
1. 需要の将来性:DX・AI・クルマのソフト化の3本に乗ってる(20点/30点)
有報には、事業環境として「企業のDX投資の継続、AI活用の拡大、モビリティ分野におけるSDV化の進展」で中長期の成長機会が広がってる、とはっきり書かれてる。SDVは「ソフトウェアで機能が決まる車」のこと。車の価値がソフトに移るほど、完成車メーカー向けのエンジニアリングをやってる次世代モビリティ事業には追い風だね。
もう1つは、ストック型ビジネス(毎月お金が入る継続課金型の商売)を広げる方針。自社サービス、クラウド、セキュリティ、DX・AIの伴走支援を組み合わせて、継続的な収益を積み上げるとしてる。単発の開発案件だけに頼らない形を目指してるのは評価できる。
満点にしなかったのは2つの理由から。1つは、受注残注文を受けたが、まだ売上になっていない仕事の量。先の売上の手がかりになる。や中期計画の数値目標など、需要の強さを示す会社自身の数字が有報の文章に見当たらないこと。もう1つは、会社自身が「技術者不足の深刻化、人件費や外注費の上昇」「競争環境は一層厳しさを増して」いると書いてること。需要はあっても、それをこなす人を確保できるかが勝負になる。
2. 成長率:利益の伸びが特に強い(29.5点/30点)
売上高は4年で年平均9.7%、経常利益本業のもうけ(営業利益)に、利息や配当の出入りなど本業以外の損益を足した利益。日本の会計基準にある考え方。は年平均17.1%の成長。売上は満点ラインの10%にわずかに届かなかったけど、ほぼ満点だね。
当期だけ見ると、売上高は前期比12.9%増、経常利益は36.2%増、営業利益売上から、原価や人件費などの本業の費用を引いた利益。本業のもうけ。も27.3%増。利益の伸びが売上の伸びを大きく上回ってて、稼ぐ力そのものが上がってるのが数字から読み取れる。
3. 連続増配:4期連続(20点/20点)
1株配当は4期前の6円から8円、10円、12円、14円と、毎年きっちり上げてきた。配当性向純利益のうち、配当に回した割合。(利益のうち配当に回す割合)は44.2%で、無理のない範囲だと思う。
4. 自社株買い:前期に大型の実施(10点/20点)
前期に99.0億円の自社株買い会社が自分の会社の株を市場から買い戻すこと。1株あたりの利益が増え、株主への還元の一つとされる。。前期の純利益すべての費用と税金を引いた、最終的に残った利益。84.8億円を上回る規模で、かなり思い切ったね。発行済株式数も4億5,088万株から4億2,588万株に減ってる。ただ当期の自社株買いはゼロなので、点数は前期の分だけ。
懸念点
- 人が足りないと伸びが止まる。 有報は対処すべき課題の1つ目に「技術者の採用と定着」を挙げてる。人件費や外注費の上昇が続けば、利益率が削られる可能性ははっきりある。
- 当期は自社株買いがなかった。 前期の99.0億円は大きかったけど、毎年続くかはわからない。株主還元の点数は来期以降で変わりうる。
- 伸びが鈍った年もある。 2期前の売上高は前の期と比べて3.2%増にとどまり、経常利益は99.4億円と前の期の99.6億円からほぼ横ばいだった。ここ2年の伸びは強いけど、毎年きれいに伸びてきたわけではない。
- 情報漏洩は致命傷になりうる。 秘匿性の高い業務が多く、情報漏洩が起きれば損害賠償や受注の減少につながると有報自身がリスクに挙げてる。
出典
出典:EDINET(株式会社システナ 有価証券報告書 2026年3月期)をもとに作成 https://disclosure2.edinet-fsa.go.jp/WZEK0040.aspx?S100YFPF
この記事は公開情報をもとにAIで指標を抽出・分析した内容で、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。株価・為替・数値は執筆時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いします。